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じゅずだま

西鎌倉から腰越漁港まで続く
神戸川沿いの小道は
静かな光で満ちています。

川辺にそよぐ草の間に光を集めるのは、色づいた数珠玉の実たち。

まだ私の手が小さかった頃
つやっつやの実に糸を通し
光の連なりを作りました。

その光の連なりは
今でも
刺繍を進める私の手元を明るく照らしています。